Shopifyペイメントは、Shopifyが公式に提供する決済サービスです。導入すると、クレジットカード決済やGoogle Pay、Apple Payに対応できます。初期費用や月額費用がかからない点も魅力です。
ShopifyではShopifyペイメント以外のさまざまな決済代行サービスを導入できます。それでも、多くのストアの支持を集め利用されているのはShopifyペイメントです。
今回はそんなShopifyペイメントのサービス概要や導入方法について詳しく解説します。
Shopifyペイメントについて知りたい方や導入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
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Shopifyペイメントとは?
Shopifyペイメントとは、Shopifyが公式に提供している決済サービスです。デフォルトで搭載されており、決済手数料も割安で初期費用・月額費用ともにかかりません。
国内の主要なクレジットカードブランドに対応しており、管理画面から簡単な設定を行えばすぐ利用できる導入のしやすさも魅力です。
Shopifyペイメント導入のメリット
Shopifyペイメントには下記のようなメリットがあります。
- 導入時の審査が不要
- 決済情報を管理画面でリアルタイム確認
- 入金サイクルの短さ
導入時の審査が不要
通常、決済サービスを導入する場合は審査が入り、利用開始までどうしても時間かかります。
しかしshopifyペイメントの場合は、導入時の審査がなく管理画面で設定を行えばすぐに利用可能になります。
決済情報を管理画面でリアルタイム確認
Shopifyペイメントは管理画面にてリアルタイムで支払額を確認可能です。
保留になっている支払い金額や次回支払い日の確認も可能です。保留となっている支払いが銀行口座に振り込まれた場合に送信されるメール通知の設定も行えます。
売上入金の早さ
Shopifyペイメントは、売上の入金が早い点も魅力です。発生した売上は翌週の金曜日に振り込まれます。
最短は日曜日に発生した売上で5日後の金曜日の振り込みです。最長は月曜日の売上ですが、それでも11日後の金曜日には振り込まれるため、他サービスと比べると入金は早い方になります。
Shopifyペイメントで対応できる決済方法
Shopifyペイメントを導入すると対応できるカード決済は下記の通りです。
- Visa
- Master
- JCB
- American Express
他に、Google PayやApple Payにも対応しています。
Shopifyペイメントにかかる費用や手数料について
Shopifyペイメントでかかる費用は決済手数料のみとなります。決済手数料が割安で初期費用や月額料金、追加料金がかからないのも大きなメリットです。他の外部決済サービスを利用する場合は決済ごとに0.5%~2%の手数料が別途発生します。外部決済サービスがShopifyペイメントの手数料より安く設定されている場合でも、追加手数料を考慮するとShopifyペイメントの方が安くなる場合が多いです。
ちなみにShopifyには「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3つの基本プランがあり、上位プランほど決済手数料が安くなります。下記の表にShopifyペイメントの手数料をまとめているので参考にしてください。
プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
月額料金 | 33ドル | 92ドル | 399ドル |
国内発行のカードの手数料 | 3.4% | 3.3% | 3.25% |
海外発行のカードとAmerican Expressの手数料 | 3.9% | 3.85% | 3.8% |
JCBの手数料 | 4.15% | 4.1% | 4.05% |
外部決済サービス利用時の追加手数料 | 2% | 1% | 0.5% |
Shopifyペイメント導入方法
ここからはShopifyペイメントを導入する方法を解説します。導入は下記の2つのステップで簡単に行えます。
- ストア通貨の設定を確認
- Shopifyペイメントを有効化
ストア通貨の設定を確認
Shopifyペイメント設定前に、ストアの通貨設定を確認しましょう。管理画面を開き、設定をクリックすれば「ストアの詳細」が表示されます。「ストア通貨」セクションを確認してください。
このストア通貨は販売を開始すると管理画面から変更ができなくなるので注意が必要です。販売後に変更したい場合はShopifyサポートに連絡しましょう。
Shopifyペイメントを有効化
ストア通貨の確認がすんだら、Shopifyペイメントの有効化を行います。
管理画面を設定>決済の順に進むと、決済画面上部に「Shopify Payments」のセクションが表示されます。「Shopifyペイメントを有効にする」をクリックしましょう。
クリックするとストアや銀行情報の入力を求められます。案内に従って入力し保存すれば完了です。この決済設定を変更できるのはShopifyアカウントのオーナーだけです。
もしShopifyペイメント以外の決済サービスを利用している場合は注意が必要です。Shopifyペイメントを有効化すると、他のクレジットカード決済サービスが停止されます。Shopifyペイメントとの併用はできません。
Shopifyで利用できる他の決済サービス
Shopifyペイメント以外の決済サービスを検討したい方にむけて、5つの決済サービスを紹介します。
- Amazon Pay
- PayPal
- KOMOJU
- SBペイメントサービス
- GMOイプシロン
Amazon Pay
「Amazon Pay」は、Amazonアカウントを用いてAmazon以外のECサイトでもログインや決済を行えるサービスです。Amazonアカウントを持つユーザーは、ECサイト利用時に面倒な会員登録や決済情報の入力を省略できます。
Shopifyでは、初期費用や月額料金なしで導入可能です。
PayPal
「PayPal」は世界中で3億人を超えるユーザーに利用されるオンライン決済です。PayPalにログインすれば、クレジットカードか口座振替のいずれかで決済を行えます。特に海外ではこのPayPalが決済のスタンダードになっていると言っても過言ではありません。海外展開に力を入れたいストアに向いています。
Shopifyではストア構築後の初期の状態からPayPalを利用可能です。
KOMOJU
「KOMOJU」は株式会社DEGICAが提供する決済代行サービスです。決済方法によっては手数料が高めのものもありますが、クレジットカード決済の他にコンビニ決済やスマホ決済、キャリア決済、Pay-easyなどさまざまな決済サービスを一括導入できます。
SBペイメントサービス
「SBペイメントサービス」はKOMOJUのようにさまざまな決済方法を一括導入できる、国内最大級の決済代行サービスです。クレジットカード決済やコンビニ決済、スマホ決済、キャリア決済、Pay-easyなどに対応しています。
GMOイプシロン
「GMOイプシロン」はさまざまなインターネット関連のサービスを提供するGMOグループの、GMOイプシロン株式会社が提供する決済代行サービスです。
コンビニ決済や代金引換、後払い決済(GMO後払い)、キャリア決済などShopifyペイメントで利用できない決済を並行して導入できます。
Shopifyストアの売上最大化を目指すコツ
今回はShopifyペイメントについて解説してきました。
Shopifyペイメントは審査不要で簡単に導入できる決済サービスです。初期費用や月額料金、追加料金がかからないメリットもあり、さまざまなストアから支持されています。
ただShopifyペイメントだけではカバーしきれない決済方法もあります。Shopifyペイメント以外の決済を導入する場合は、顧客のニーズに合わせて併用できる外部決済サービスを選びましょう。顧客の購入体験向上につながります。
この記事を読んでいただいている方の中には、これからストア構築を行う方で決済方法について調べている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ストア構築や運営をこれから行う場合、まずは必要な機能を洗い出す「要件定義」から始めてください。ストアの運営方針や目指す売上規模が決まれば必要な機能は絞りやすくなります。
要件定義が終わり必要な機能がまとまったら、次は機能を導入するためのアプリ選びです。Shopifyには8,000種類以上のアプリがリリースされているため、選定には多くの時間と工数を要します。
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Shopifyペイメントまとめ
この記事ではShopifyペイメントについて解説しました。
Shopifyペイメントとは、Shopifyが公式に提供している決済サービスです。デフォルトで搭載されており、決済手数料も割安で初期費用・月額費用ともにかかりません。
国内の主要なクレジットカードブランドに対応しており、管理画面から簡単な設定を行えばすぐ利用できる導入のしやすさも魅力です。
ただ、Shopifyペイペイメントだけでは対応できない決済手段があります。コンビニ決済やスマホ決済などを導入したい場合は並行して利用できる決済サービスを並行して利用しましょう。
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