Shopifyの不正注文を防ぐ方法は?起きた場合の対処方法やアプリもご紹介

Shopifyで不正注文を防ぐには、アプリをインストールするかShopify Flowを用いて不正注文を検知するワークフローを作成する2つの方法があります。

Shopifyに限らずECストアの運営事業者にとって、不正注文のリスクは常に対策しなければならないタスクです。ECサイトの規模にかかわらず、すべてのECサイトで起こりうることだと思ったほうがいいでしょう。

ECサイト運営を初めて間もない方など、実際に不正注文を防ぐのにどうしたらいいかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、不正注文を防ぐ方法や起きた場合の対処法を解説し、不正注文の防止に役立つアプリを紹介します。

不正注文の対策について知りたい方は、ぜひ最後まで読んでください。

この記事でわかること

Shopifyの不正注文を防ぐ方法

Shopifyでの不正注文を防ぐ方法は2つあります。

  • 不正注文の防止に役立つアプリをインストール
  • 不正注文の疑いを検知するワークフローの作成

他人のクレジットカードでの商品購入や購入商品の詐取といった不正注文が起こっても、2023年11月現在、Shopifyでは入金取り消しの補償はありません。商品の発送が終わっていると、入金だけ取り消され、商品が戻ってこない事態になる可能性があります。

不正注文を未然に防げるように何らかの対策をとることが重要です。

不正注文の防止に役立つアプリをインストール

1つ目の対策方法は、不正注文の防止に役立つアプリをインストールする方法です。

Shopifyには、不正注文の防止に役立つさまざまなアプリがリリースされています。不正注文の疑いがある注文が入った際に警告で通知する機能や不正注文の疑いがあるユーザーのブロック機能を搭載したアプリもあります。

不正注文の疑いを検知するワークフローの作成

Shopifyにはさまざまな業務を自動化できる「Shopify Flow」というアプリがあります。

このShopify Flowを活用すれば、不正の疑いがある注文が入ったときに通知を受け取るフロー作成が可能です。

Shopify Flowは以前はShopify Plusのみ利用可能でしたが、現在はベーシック以上のプラン契約があればどなたでも利用できます。手動で注文をひとつずつ確認するのは手間も時間もかかります。ストアの規模にもよりますが、導入を検討してみる価値はあるでしょう。

Shopifyの不正注文防止に役立つアプリ3選

Shopifyの不正注文防止に役立つアプリを3つ紹介します。

不正注文防止に役立つアプリ3選
  • O‑PLUX 不正注文検知アプリ
  • Beacon 不正注文防御システム
  • Fraud Filter

O‑PLUX 不正注文検知アプリ

O‑PLUX 不正注文検知アプリ」はかっこ株式会社がリリースした不正注文の防止に役立つアプリです。

もともとは、不正注文を検知できるクラウドサービスとして人気があり、2022年度の不正検知サービス導入サイト件数でNo.1にとなっています。2022年10月には、Shopifyマーチャントが簡単にO-PLUXの導入ができるようアプリがリリースされています。

日本で開発されたアプリなので、日本の住所表記を利用した不正など日本特有の不正に対応可能です。O-PLUX加盟店のブラックリストにある不正情報を集めた「共有ネガティブ」という機能があり、業界別の不正傾向の把握もできます。

Shopifyアプリストアでは、無料インストールと表記がありますが、利用にはO-PLUXとの契約が必要とあります。詳しい情報はO-PLUXホームページから問い合わせてください。

Beacon 不正注文防御システム

Beacon 不正注文防御システム」は、ストアでの不正注文の検知、削減、防止に活用できるアプリです。

Beaconが所持するリスクデータをもとに、不正の疑いがある注文や行動を即座に検知します。

デジタル検証システムやAIを駆使して、不正注文チェックの自動化を実現しています。ハイリスクと判断された注文は自動でキャンセルや保留にすることが可能です。

従量課金制となっており、注文ごとに0.03ドルが加算されるシステムです。14日間の無料体験期間が用意されています。

Fraud Filter

Fraud Filter」は、Shopifyが開発した無料の不正防止用アプリです。

事前に設定を行った条件にもとづいて悪質な顧客をブラックリストに入れ、商品注文ができないように設定できます。

無料のアプリのため、最低限の機能の搭載しかありませんが、インストールをしてみて対策が物足りないと感じる様であれば、他の有料アプリの導入を検討してもいいかもしれません。

Shopifyにデフォルトで備わっている不正解析機能

Shopifyでは、常に不正リスクの高い注文の監視が行われています。

不正が疑われる注文のリスクレベルは「低」「中」「高」に分けられており、「中」以上のリスクと判断されれば、注文ページにある注文番号の横に警告マークが表示されます。

また注文通知メールの受信設定を行なえば、メールでの通知受信も可能です。

下記がShopifyの不正解析機能で検出できる内容の一例です。

Shopifyの不正解析機能で検出できる項目一例
  • リスクの高いインターネットを使用しての注文か
  • 請求先住所とクレジットカードの登録住所が一致しているか
  • 注文時のIPアドレスのロケーションが利用可能か
  • 正しいセキュリティコードを利用したか
  • 決済の試行が複数回あったか
  • 複数のクレジットカードで試行されたか
  • 請求先の国と注文された国が一致しているか

Shopifyで不正注文が生じた場合の対処法

実際に不正注文が生じた場合はどうしたらいいのか、対処方法を解説します。

不正注文が生じた場合の対処方法
  • 不正注文の取引をキャンセルする
  • カード会社に連絡する

不正注文の取引をキャンセルする

不正注文を受けた場合は、早急に注文をキャンセルしましょう。しかし、キャンセル処理を行える条件は下記の2つとなるので注意してください。

  • 注文代金を回収していない
  • 注文代金の回収は済んでいるが、商品は未発送

注文のキャンセル処理を行ったら、正しく完了しているステータスを確認しましょう。

カード会社に連絡する

クレジットカードの不正利用の疑いがある場合は、なるべく早めにカード会社に連絡してください。調査結果で不正の事実が確認できた場合、クレジット会社はクレジットカードの利用停止措置を実施します。

クレジットカード情報の悪用による被害の拡大を防ぐことにもつながるので、怪しいと思う注文がある時はカード会社に連絡、確認してみましょう。

Shopifyストア運営をスムーズに行うために

ここまで、Shopifyの不正注文について解説してきました。

Shopifyのみならず、すべてのECサイトに不正注文のリスクはついてまわります。全ストア共通で何らかの不正注文対策を取り、身を守るべきでしょう。

Shopifyで不正注文対策を行う場合、一番手っ取り早い方法としてはアプリを導入する方法です。Shopify Flowを用いて不正検知フローを作成する方法もあるので、自社に合う方法で不正注文対策をおこなってください。Shopifyストアの運営をスムーズに行うためにも重要です。

他にも、ストア運営では集客や商品企画、在庫・顧客情報の管理、フルフィルメント業務などさまざまなタスクがあります。ストア運営を成功させるには、これら全ての業務について考えなければなりません。

この記事を読んでくださっている方の中には、Shopifyでのストア構築や運営をこれから始めたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これからストアの運営を考える方は、ぜひ「要件定義」を行って必要な機能の洗い出しから始めてください。目指すストア運営のかたちや売上規模が見えてくれば、機能も絞りやすくなります。

要件定義が完了したら、必要な機能を導入するアプリ選びです。Shopifyには、8,000種類以上のアプリが存在しており、選定には多くの時間と工数を要します。

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Shopifyの不正注文を防ぐ方法まとめ

この記事ではShopifyの不正注文を防ぐ方法について解説しました。

Shopifyで不正注文を防ぐ方法は下記の2つです。

  • 不正注文の防止に役立つアプリをインストール
  • 不正注文の疑いを検知するワークフローの作成

不正注文のリスクはShopifyストアにかかわらず、どのECサイトにもあります。それだけ対策をとることが重要になるということです。Shopifyでは不正を検知するアプリやShopify Flowなどさまざまな方法で対策をとることが可能です。

自社に合う対策方法を見極め導入しましょう。

不正注文の対策やShopifyストア構築・運営について何か不安がありましたら、ぜひTUNAまでお気軽にご相談ください!

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