STORESとカラーミーショップどちらを選ぶ?費用や機能を比較

STORESとカラーミーショップを比較した場合、STORESは初期費用・月額料金ともに無料のプランがあり、費用を抑えてのECサイト立ち上げ・運用が可能です。最低限の機能も一通りそろっており、個人で初めてECサイトの立ち上げを行う場合に向いています。

カラーミーショップにも、初期費用・月額料金のいずれも無料のプランがあり、低コストでECサイトを開設できます。事業成長に対応したプランも用意されています。セミナーや勉強会の開催や、電話窓口を設置しての問い合わせ対応などサポート面の手厚さも評価されています。費用を抑えてECサイトを立ち上げ、年商数百万円から数千万円くらいの事業規模を目指す事業者におすすめです。

ECサイト立ち上げ時のECプラットフォーム選びを行う前に、要件定義を行い必要な機能を洗い出しておきましょう。合わせて事業規模の目標も定めておくと、ECプラットフォーム選びが楽になります。

要件定義がうまく進まない、どのECプラットフォームが自社に合うのかよくわからないなど、ECサイトの立ち上げについて相談したいことがありましたら、ぜひTUNAまでお問い合わせください。

【2023年】ECプラットフォーム10社を徹底比較!ECカオスマップ資料

ECサイトの構築にはECプラットフォームが欠かせません。こちらの資料では合計10社のプラットフォームの導入費用や機能について簡単に比較できるようにまとめました。

これからECサイトの構築やリプレイスを検討されているご担当者様は、こちらのボタンからECカオスマップ資料をダウンロードいただき、ぜひ比較検討にお役立てください!

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この記事でわかること

調査サマリー(STORESとカラーミーショップの比較結果)

STORESは、初期費用・月額料金が無料のプランがあり、費用を抑えてのECサイト立ち上げ・運用ができるので、個人で初めてECサイト立ち上げを行う方や小規模ECを展開したい事業者に向いています。

カラーミーショップも、初期費用・月額料金無料のプランがあるため、低コストでのECサイト立ち上げが可能です。中規模ECくらいまで対応できるプラン展開もあり、サポートも充実しています。低コストでECサイトを開設し、充実したサポートを受けながら中規模くらいまでの事業成長を見込んだ事業者におすすめです。

初めてのEC立ち上げや小規模ECを展開したい方にはSTORES

STORESには初期費用・月額料金が無料のプランがあり、気軽にECサイトの立ち上げを行えます。無料プランによくあるサービス利用料の設定がなく、決済手数料が無料プランの中では安く済むメリットがあります。

開設自体も簡単で、メールアドレスやパスワードなどの必要項目を入力すればECサイトを開設できます。

プランは、無料と有料のプランが各1つづつとシンプルで、小規模ECサイトの運用に向いたプラン設計となっています。初めてのECサイトの立ち上げや小規模ECを展開したい個人や事業者におすすめです。

手厚いサポートを受けつつ中規模EC事業の展開を目指すならカラーミーショップ

カラーミーショップにも初期費用・月額料金ともに無料のプランの用意があり、ECサイトを低コストで開設できます。サポートも、問い合わせ対応のための電話・メール窓口の設置やセミナー・勉強会の開催など非常に充実しています。

事業規模に合わせて選べるプランの用意もあり、手厚いサポートを受けながら、EC規模を中規模くらいに成長させたい場合におすすめです。

STORESとカラーミーショップの機能面3分類12項目と費用を比較

ここからは、STORESとカラーミーショップの月額料金などの費用と、機能面については3分類12項目に細分化し比較していきます。

STORESカラーミーショップ




プラン名フリースタンダードフリーレギュラーラージプレミアム
初期費用無料無料
月額費用無料3,480円無料4,950円9,595円39,600円
決済手数料5%3.6%6.6%+30円4%4%3.14%
サービス利用料なしなし

決済機能の導入しやすさ
OMOへの対応
越境ECへの対応
定期購入
BtoB販売


機能追加のしやすさ
外部システムとの連携
デザインの自由度


売り上げ規模の変化への対応
ベンダーロックインのリスク
サポート品質
管理画面の使いやすさ

初期費用・月額費用、決済手数料で比較

STORESカラーミーショップ
プラン名フリースタンダードフリーレギュラーラージプレミアム
初期費用無料無料
月額費用無料3,480円無料4,950円9,595円39,600円
決済手数料5%3.6%6.6%+30円4%4%3.14%
サービス利用料なしなし

STORESとカラーミーショップのどちらも初期費用はかかりません。また、STORES、カラーミーショップともに月額料金無料の「フリー」プランがあります。

STORESにはフリープランの他に「スタンダード」プランが用意されており、月額料金がかかる分、決済手数料が安く済みます。公式では月商16万円を超えてきたら、このスタンダードプランへの変更が推奨されています。

カラーミーショップのプランは、フリープラン含め事業規模に合わせて選べるプランが4つあり、上位プランほど決済手数料も安くなります。低予算でECサイトを立ち上げ、事業規模の変化に応じてプランの変更して行くことが可能です。

カラーミーショップでカード決済などさまざまな決済を導入するためには、別で決済代行サービスに契約する必要があります。利用が一番多いのは「カラーミーペイメント」で、この記事での決済関連の比較はカラーミーペイメントの導入を想定して行なっております。

機能面の5項目で比較

次に、STORESとカラーミーショップの機能面の項目5つを比較します。

機能STORESカラーミーショップ
決済機能の導入しやすさ
OMOへの対応
越境ECへの対応
定期購入
BtoB販売

決済機能の導入しやすさ

決済の種類STORESカラーミーショップ
(カラーミーペイメント導入)
(レギュラー以上)
クレジットカード決済
銀行振込
コンビニ決済
PayPal
携帯キャリア決済
後払い
代金引換◯(スタンダードのみ)
Amazon Pay◯(スタンダードのみ)◯月額2,200円
PayPay◯月額2,200円
楽天ペイ◯月額2,200円
LINE Pay◯月額2,200円

カラーミーショップでオンライン決済を提供するには、決済代行サービスとの契約が必要になります。今回はカラーミーショップで最も多く導入されている「カラーミーペイメント」を契約しレギュラープラン以上を利用中と想定しての比較表を作成しています。

STORESとカラーミーショップともにクレジットカード決済や銀行振込などよく利用される決済手段には対応しています。STORESで代金引換とAmazon Payに対応できるのは、スタンダードプランのみです。また、Amazon Payの決済手数料は3.9%とカード決済よりも高く設定されています。

カラーミーショップでカラーミーペイメントを利用する場合、Amazon PayやPayPay、楽天ペイ、LINE Payには2,200円の月額料金の設定があります。フリープランでカラーミーペイメントを利用する場合は下記に紹介する5つの決済方法のみ利用が可能です。

カラーミーショップ:フリープランでカラーミーペイメントを導入した場合の決済方法5つ
  • クレジットカード
  • 後払い(GMO後払い)
  • 銀行振込(バーチャル口座)
  • コンビニ払い(セブンイレブンは法人のみ)
  • AmazonPay(法人のみ)

OMOへの対応

OMOとは「Online Merges with Offline」という英語の頭文字を取った略称です。「オンラインとオフラインの融合」の意味があります。実店舗やオンラインショップのような販売チャネルの違いを感じさせないシームレスなサービス提供を行なってCXの上昇を狙うマーケティング手法です。

STORESは、「STORESブランドアプリ」というOMOに対応したEC運営を実現するためのサービスの提供を行なっています。顧客情報の一元管理や、ポイントや会員ランクを活用してのロイヤリティの提供、新規顧客やリピート購入者の分析機能などOMOをサポートする機能が用意されています。

カラーミーショップは、ネクストエンジンなどの他システムとの連携は可能です。ただ、OMOへの対応と考えると遠い印象があります。

越境ECへの対応

STORESは、海外へ商品を発送することは可能です。ただ、本格的な越境ECを展開したい場合は不便な点も多くあまりおすすめはできません。サイトで表示される言語は日本語か英語の2つのみとなっており、運営側でしか変更ができず、ユーザー側から表示言語が変えられない仕様です。海外クレジットカードの利用も推奨はされておらず、使えない可能性があります。STORESで推奨されている海外向けの決済手段はPayPalのみとなっています。

カラーミーショップには、越境ECに対応するための2つのアプリが用意されています。

  • World Shipping BIZ for カラーミーショップ
  • Buyee Connect for カラーミーショップ

World Shipping BIZ、Buyee Connectともに多言語表示が可能で、カスタマーサポートも設置されており、海外への商品発送や海外決済に対応できます。対象となるエリアはWorld Shipping BIZの方が多く、228の国や地域に対応可能です。

定期購入

STORESには、「定期便」というサービスが用意されています。販売サイクルは毎週/各週/1ヶ月/2ヶ月/3ヶ月ごととなっています。ただ、一番最初に購入する際に選んだ情報で販売サイクルが組まれると、後から変更ができません。変更する場合は定期購入の解約を行ってから、希望のサイクルでの再購入を行う手間がかかります。

カラーミーショップでは、「定期購入機能」が提供されており無料で利用できます。レギュラープラン以上が対象となる非常にシンプルな機能構成の定期購入サービスです。より複雑な設定を行いたい場合は「カラーミーリピート」という有料の定期購入サービスが提供されています。

BtoB販売

STORESでBtoB販売を行う場合は、「orosy」へ登録する必要があります。このorosyは審査制で通過すればBtoB販売を行えます。

カラーミーショップでBtoB販売を行う場合、「卸販売」というアプリを活用します。導入すれば、一般顧客への販売とBtoB販売を並行してのECサイト運用が可能です。

ただ、この卸販売で利用可能な配送業者は1社のみと限定されており、商品や地域での配送会社変更ができません。会員機能との連携もできなくなっており、卸販売を通しての取引は、カラーミーショップ側に残りません。

拡張性の3項目で比較

続いて、STORESとカラーミーショップで拡張性の3項目を比較します。

拡張性STORESカラーミーショップ
機能追加のしやすさ
外部システムとの連携
デザインの自由度

機能追加のしやすさ

STORESにはECサイト運用に必要な最低限の機能は用意されていますが、任意での機能追加は不可です。公式機能の範囲内での運用を行わなければなりません。

カラーミーショップには。60種類以上の機能拡張アプリがリリースされています。受注管理や配送業務の効率化、販促、分析機能、越境ECに活用できる機能などさまざまなカスタマイズを行えます。カラーミーショップを導入している約46,000のECサイトで利用されています。

外部システムとの連携

STORESは、ネクストエンジンやfreee、InstagramやWEARのSNSなど、いくつかの外部システムとの連携ができます。

カラーミーショップは、外部システムとの連携に「ECコネクター」というアプリを使用します。インストールすることで、ネクストエンジンなどの標準連携されていない外部システムとの連携や複雑なデータの連携を行えます。

デザインの自由度

STORESは、無料のデザインテンプレートが48種類用意されています。ただ、HTMLやCSSなどのコードを用いてのカスタマイズは不可となっており、オリジナリティのあるデザインを行いたい場合は不向きです。

カラーミーショップは、背景や文字色・サイズなどは「項目編集」で簡単に変更できます。ただ、独自のデザインカスタマイズを行う場合はHTMLやCSSなどのコーディング知識が必要になります。

その他4項目で比較

最後にSTORESとカラーミーショップで、その他4項目を比較します。

STORESカラーミーショップ
売り上げ規模の変化への対応
ベンダーロックインのリスク
サポート品質
管理画面の使いやすさ

売り上げ規模の変化への対応

STORESは、売上の規模変化に対してあまり幅のある対応はできません。プランもフリーとスタンダードの2つだけで、スタンダードに変更するタイミングは月商16万円になった時が推奨されています。小規模ECサイト用のプラットフォームとなっており、売上の規模が中規模以上に成長すると、状況に応じてECプラットフォームの乗り換えを考える必要性が出てくる可能性があります。

カラーミーショップは、フリープランと基本の3プラン、さらにその上位にはプラチナプランがあります。売上の規模に合わせてプランを選べます。

ただ、ひとつ懸念される点があります。商品登録数が増えた場合に、上位プランに変更するか有料でのディスク容量の増量を行わないといけないケースの発生が考えられます。

商品登録自体はは無制限ですが、ディスク容量の上限が各プランによって違いがあります。ディスク容量とは、商品登録の他に画像ファイルやメールのデータなどショップにアップロードできるデータ容量のことをいいます。このディスク容量が満杯になると、データの削除を行うか、ディスク容量の増量オプションに申し込む、上位プランに変更しディスク容量上限を増やすなどの対応が必要になります。

ベンダーロックインのリスク

STORES、カラーミーショップともにシンプルな設計・機能での構成となっているため、簡単にECプラットフォームの移行を行えます。ベンダーロックインのリスクはあまりありません。

サポート品質

STORESは、FAQ検索や問い合わせフォームを活用してのサポートが中心です。ネットショップや予約機能、レジ機能などで細かくページが分かれているためアクセス先には注意が必要です。電話での問い合わせ窓口の設置はありません。

カラーミーショップは、メールだけでなく電話での問い合わせ窓口を設置しており、Q&Aページなどホームページの情報掲載が充実しています。窓口の返答率は90%超えと高い数字で、セミナーや勉強会の開催やECサイト運用に活用できるYouTube動画提供などもあり、手厚いサポートが評価されています。

管理画面の使いやすさ

STORESの管理画面はシンプルでわかりやすく、イラストやガイダンスに沿って操作できるため初心者でも安心して使用できます。

カラーミーショップの管理画面は、標準でECサイト運用に必要な基本機能がそろっており、シンプルで使いやすいデザインです。

さらにカラーミーショップでは、2022年12月5日から管理画面の段階的なリニューアルが行われています。外部作業の集約やページ遷移の手間の省略など作業コストの軽減を目指しており、完了すれば空いたリソースを商品の開発や販促業務にあてることが可能になります。

合計10種類のEC構築プラットフォームを比較・評価

TUNAでは10種類のECプラットフォームの情報を掲載した「徹底比較!ECサイトプラットフォームカオスマップ」という資料を無料で提供しています。

今回比較したSTORESとカラーミーショップを含む10種類のECプラットフォームを独自に調査し、比較しました。それぞれのプラットフォームの特徴などの情報がすぐに確認できます。

資料に掲載している内容

資料には10種類のECプラットフォームの調査結果に基づいたカオスマップや比較表を掲載しています。それぞれのプラットフォームの長所や短所などの特徴や費用、構築期間の目安なども掲載しており、これからECサイト構築を行う方やプラットフォームの情報を1つの資料でまとめて確認したい方にピッタリの資料です。

比較ページでは、機能を3分類12項目に細分化し比較しております。

機能面5項目
  • 決済機能の導入しやすさ
  • OMOへの対応
  • 越境ECへの対応
  • 定期購入
  • BtoB販売
拡張性3項目
  • 機能追加のしやすさ
  • 外部システムとの連携
  • デザインの自由度
その他4項目
  • 売り上げ規模の変化への対応
  • ベンダーロックインのリスク
  • サポート品質
  • 管理画面の使いやすさ

資料に目を通すとわかること

10種類のECプラットフォームを一度に比較できるカオスマップや機能比較表を用意しており、ECプラットフォームを選ぶ際の判断材料として活用可能です。10種類のECプラットフォーム個別のページではそれぞれの特徴なども掲載しており、気になったプラットフォームの情報を得ることも可能です。

ECサイト立ち上げについては費用を低くすることを重視しがちですが、必要な機能が搭載できるかもしっかり確認しておかないと、後から機能追加でコストがかかったり、場合によってはその機能が使えるプラットフォームへの移行が必要になる可能性もあります。そのためECプラットフォーム選びは慎重さを求められる部分もあります。

失敗をしないためにも、プラットフォームを選ぶまえにまずは要件定義を行い、搭載したい機能やどの程度のEC事業を展開するかの目安をまとめておきましょう。要件定義の結果に基づいたECプラットフォーム選定を行えば失敗しにくくなります。

今回比較したSTORESであれば、費用を抑えてのECサイト開設、運用ができるので、初めてECサイトを立ち上げる個人や小規模ECを展開したい事業者に向いています。カラーミーショップの場合は低コストでのECサイト開設ができ、中規模くらいまで対応できるプランの展開もあります。低コストでEC事業を立ち上げ、中規模くらいを目指す場合におすすめです。

資料ではSTORESやカラーミーショップを合わせて全10種類のプラットフォームを比較しているため、内容を確認すると、自社に合う新たなECプラットフォームが見つかるかもしれません。

ぜひ「徹底比較!ECサイトプラットフォームカオスマップ」を無料ダウンロードしていただき、ECプラットフォーム選定に活用してください!

STORESとカラーミーショップの比較まとめ

当記事では、STORESとカラーミーショップの2つのECプラットフォームを比較しました。

STORESは初期費用・月額料金ともに無料のプランがあり、費用を抑えてのECサイト立ち上げ・運用が可能です。最低限の機能も一通りそろっており、個人で初めてECサイトの立ち上げを行う場合に向いています。

カラーミーショップにも、初期費用・月額料金のいずれも無料のプランがあり、低コストでECサイトを開設できます。事業成長に対応したプランも用意されています。セミナーや勉強会の開催や、電話窓口を設置しての問い合わせ対応などサポート面の手厚さも評価されています。費用を抑えてECサイトを立ち上げ、年商数百万円から数千万円くらいの事業規模を目指す事業者におすすめです。

「徹底比較!ECサイトプラットフォームカオスマップ」では、今回の2つのECプラットフォームを含め、全部で10種類のECプラットフォームの特徴を紹介し、比較を行っております。無料でダウンロード可能なのでプラットフォーム選びに役立てていただければ幸いです。

ECプラットフォームをどれにすればいいか、構築や運用で悩まれていましたら、ぜひTUNAまでお気軽にお問い合わせください!

【2023年】ECプラットフォーム10社を徹底比較!ECカオスマップ資料

ECサイトの構築にはECプラットフォームが欠かせません。こちらの資料では合計10社のプラットフォームの導入費用や機能について簡単に比較できるようにまとめました。

これからECサイトの構築やリプレイスを検討されているご担当者様は、こちらのボタンからECカオスマップ資料をダウンロードいただき、ぜひ比較検討にお役立てください!

\主要ECプラットフォームを一括比較!/

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