makeshopとEC-CUBEどっちを選ぶ?費用や機能を比較

makeshopは、集客や販促、BtoB販売などなど651の機能が備わっており、売上規模の変化にも対応がきくカスタマイズ性の高さに定評があります。また、ECサイト構築から運営までサポートが受けられる体制も整えられています。小規模ECからスタートし、売上規模に合わせて機能追加を行いつつ中規模以上のEC展開を目指す事業者に向いています。

EC-CUBEは、国産のオープンソース型ECプラットフォームです。コーディングを行っての比較的自由なカスタマイズができます。国産ということもあり、代金引換や配送日時指定などの日本の商習慣に合った対応が可能です。無料で利用できるダウンロード版もありますが、ECサイトの構築や運用を本格的に行う場合は、まとまった費用が必要になります。ほどよく自由にECサイトを構築し、大規模ECサイトの運営を目指したい方におすすめです。

ECサイト構築を行う前に、必ず要件定義を行って、必要な機能を洗い出しましょう。搭載したい機能や目指す事業規模が明確になれば、ECプラットフォームを選ぶ際にどれが自社向きか判断しやすくなります。弊社では、ECサイトプラットフォーム選びに役立つ「徹底比較!ECサイトプラットフォームカオスマップ」を用意しており、無料でダウンロード可能です。

もし、ECサイト構築について何か相談したいことがあれば、ぜひTUNAまでお気軽にお問い合わせください。

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TUNAのEC缶は、Shopifyでの構築から運用まですべてを兼ねそろえたEC支援パッケージです。自社で複数のECブランドを展開する弊社が独自に持つノウハウをギュッと濃縮し、誰もが専門家の知識をもとにECサイトの運用ができるようになります。

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この記事でわかること

調査サマリー(makeshopとEC-CUBEの比較結果)

makeshopは、小規模ECからスタートし、中規模以上のEC運用を目指す方におすすめです。用意されている機能から、売上規模の変化にあわせて必要な機能を追加しながら運用できます。

EC-CUBEは、コーディングを用いてある程度独自性の高いEC構築を行い、大規模ECを目指した運用に向いています。

機能追加を行いながら中規模EC運用を行うならmakeshop

makeshopには、集客や販促、BtoB販売などに役立つ機能が651種類用意されており、必要に応じて機能を追加しながらのEC運用が可能です。問い合わせ対応には電話窓口の設置もあり、カスタマーサポート面が充実しています。ECサイトの導入実績は1,1000店舗以上あり、満足度も98%の高さを誇っています。ただ、プランは2つだけとなっており、どちらも初期費用と月額料金がかかります。

小規模ECからスタートし、機能追加を行いながら中規模EC運用を目指す場合におすすめです。

程よく自由にECサイトを制作し大規模EC運用を目指すならEC-CUBE

EC-CUBEはオープンソース型のECプラットフォームです。「ダウンロード版」であれば無料で利用可能です。ただし、サーバーやドメインは別途用意が必要で、セキュリティ対策も自社で行う必要があり、その分の経費は発生します。有料の「クラウド版」もリリースされており、こちらはセキュリティ対策などに対応しています。

程よく自由にECサイトを作りたいと考えていて、大規模ECの運用を目指したい場合に向いています。

makeshopとEC-CUBEの機能面3分類12項目と費用を比較

ここからは、makeshopとEC-CUBEの費用面と、機能面を3分類12項目に細かく分けて比較します。

makeshopEC-CUBE




プラン名プレミアムプランmakeshopエンタープライズダウンロード版クラウド版Standardプラン
初期費用11,000円110,000円無料70,000円
月額料金12,100円60,500円無料49,800円〜84,800円
決済手数料3.19%+月額1.100円3.14%契約する決済サービスにより異なる

決済機能の導入しやすさ
OMOへの対応
越境ECへの対応
定期購入
BtoB販売


機能追加のしやすさ
外部システムとの連携
デザインの自由度


売り上げ規模の変化への対応
ベンダーロックインのリスク
サポート品質
管理画面の使いやすさ

初期費用・月額費用、決済手数料で比較

makeshopEC-CUBE
プラン名プレミアムプランmakeshopエンタープライズダウンロード版クラウド版Standardプラン
初期費用11,000円110,000円無料70,000円
月額料金12,100円60,500円無料49,800円〜84,800円
決済手数料3.19%+月額1.100円3.14%契約する決済サービスにより異なる

無料で利用できるのはEC-CUBEの「ダウンロード版」のみです。ただ、このダウンロード版を利用する場合、サーバーやドメインは別途用意する必要があり、セキュリティ対策も行わなければなりません。これらにかかる費用が発生します。有料の「クラウド版」もあり、こちらであればセキュリティ対策などは対応できます。

また、makeshopとEC-CUBEともにオンライン決済の導入には別途決済サービスとの契約が必要です。今回はmakeshopは「makeshopペイメント」を導入したと想定して比較しています。

makeshopは「プレミアムプラン」と「makeshopエンタープライズ」の2つのプランがあります。機能面では売上規模の変化への対応が可能ですが、料金プランについてはそこまで細かい対応はできません。

機能面の5項目で比較

次にmakeshopとEC-CUBEで機能面5項目を比較します。

機能makeshopEC-CUBE
決済機能の導入しやすさ
OMOへの対応
越境ECへの対応
定期購入
BtoB販売

決済機能の導入しやすさ

決済の種類makeshop(makeshopペイメント導入時)EC-CUBE(EC-CUBEペイメントライト導入時)
クレジットカード決済
銀行振込
コンビニ決済
代金引換
後払い
PayPal
Amazon Pay
携帯キャリア決済
楽天ペイ
LINE Pay
Pay Pay

makeshop、EC-CUBEは自社決済システムがありません。別途決済代行システムと契約する必要があります。makeshopは「makeshopペイメント」、EC-CUBEは「EC-CUBEペイメントライト」を導入したと想定して比較しています。どちらのサービスも1営業日で導入が可能です。

OMOへの対応

OMOとは、「Online Merges with Offline」の略称で、「オンラインとオフラインの融合」を意味します。実店舗やネットショップといった販売チャネルの違いを感じさせないシームレスな商品やサービスの提供を行うことで、顧客体験の向上を狙うマーケティング手法のひとつです。

makeshopには、オムニチャネルを行うための「makeshop for オムニチャネル」というサービスが提供されています。クーポン機能やPOS連携機能などオムニチャネルに必要な機能がそろっています。ただ、OMOへの対応については特に言及されていませんでした。

EC-CUBEは、カスタマイズを行って必要な機能を導入すれば、OMOへの対応は可能です。ただ、対応するための費用と工数が必要になります。

越境ECへの対応

makeshopで越境ECを行うには、「World Shipping BIZ」と連携する必要があります。管理画面から利用申込を行えば、初期費用と月額料金の両方が無料で利用できます。ただ、ECサイト本体の翻訳は不可です。World Shipping BIZが関わるカート画面のみ翻訳されます。

EC-CUBEで越境ECを行う場合は、プラグインを用いて行います。ただ、導入には費用が発生します。海外決済に対応できるかは、導入する決済代行サービス次第です。多言語対応版EC-CUBEも用意されており、自社でコーディングを行ってのカスタマイズによる多言語対応も可能です。

定期購入

makeshopでは、「定期購入オプション」を活用して定期購入を導入可能です。ユーザー側で購入サイクルを設定できる機能や、お届けの回数に応じて価格を変える機能などが備わっています。料金は、2つの決済サービスのどちらを選ぶかで変わります。大規模EC向けの「GMOペイメントゲートウェイサービス」と、一般ショップ向けの「GMOイプシロン」があります。

EC-CUBEで定期購入を行うにはプラグインを用います。EC-CUBEペイメントが提供しているものや、他の決済サービスが提供しているものもあり、さまざまなプラグインが用意されています。

BtoB販売

makeshopでは、ログイン制限機能や、取引先に合わせて送料・手数料を設定できる機能など、BtoB販売を行うためのさまざまな機能が備わっています。さらに、本格的なBtoB販売を行う場合は、BtoB販売に必要な機能を一つにパッケージングした「BtoBオプション」を活用するといいでしょう。

EC-CUBEの場合、さまざまな制作会社がEC-CUBEでのBtoB販売に必要な機能を集約したパッケージの提供を行っており、導入すればBtoB販売を行えます。

拡張性の3項目で比較

続いて、makeshopとEC-CUBEで拡張性の3項目を比較していきます。

拡張性makeshopEC-CUBE
機能追加のしやすさ
外部システムとの連携
デザインの自由度

機能追加のしやすさ

makeshopには、651種類と非常に多くの機能が用意されています。BtoB販売や定期購入機能など、有料・無料の機能を用いてさまざまなカスタマイズを行えます。

EC-CUBEでは、プラグインを用いて機能追加を行います。有料・無料合わせて1,500種類以上のプラグインを活用可能です。

外部システムとの連携

makeshopは「業界随一のサービス連携」と謳うだけあり、店舗管理や販促、決済などさまざまな外部システムと連携可能です。

EC-CUBEはAPIとの連携を行えます。API連携を行うための「Web API」というプラグインもあります。ただ、動作環境の制約や条件が多い印象です。

デザインの自由度

makeshopには、100種類以上のおしゃれなテンプレートが用意されています。レイアウトやリンク、文字サイズなどはノーコードで変更可能です。HTMLやCSSコード編集を行ってのデザインも可能で、レスポンシブデザインにも対応ができます。ただ、PHPは使用不可です。

EC-CUBEの場合、有料・無料のデザインテンプレートが提供されています。ただ、希望する要件によっては個別のカスタマイズが必要になる場合があります。

その他4項目で比較

最後にmakeshopとEC-CUBEで、その他の4項目を比べていきます。

makeshopEC-CUBE
売り上げ規模の変化への対応
ベンダーロックインのリスク
サポート品質
管理画面の使いやすさ

売り上げ規模の変化への対応

makeshopは、651種類の機能を用いて、売上規模の変化に応じた機能追加を行いながらのEC運用が可能です。BtoB販売やオムニチャネルなどの機能も提供されており、将来の展望に合わせて機能を追加できます。プランについては2つのみの展開で初期費用がかかるため、立ち上げ時に関しては躊躇する方がいるかもしれません。

EC-CUBEの場合、売り上げの変化が起こればその都度サーバーを見直す必要があります。基本的にサーバーを別で用意する必要があるためです。サーバーダウンによる購入機会の損失を起こさないためにも、周期的に状況の分析やサーバーの見直しを行いましょう。

ベンダーロックインのリスク

makeshopは、リプレイスに対応しているためベンダーロックインのリスクは低いです。

EC-CUBEについては、オープンソース型で、開発に複数のベンダーが関わるケースもあります。開発や改修には費用がかかることと、比較的自由度の高いカスタマイズが可能な面を考えると、再現が難しい可能性もあり、別プラットフォームへの乗り換えはしづらい面があります。

サポート品質

makeshopには、さまざまな機能の活用方法を紹介するページやオンラインマニュアルが準備されています。問い合わせ対応にはメールだけでなく電話窓口も設置されており、カスタマーサポートの体制が整っています。

EC-CUBEには、サイト構築や運用時のマーケティング、パートナーやサービス選びについて相談できる「EC-CUBEアドバイザー」が設置されています。そのほかにもユーザー同士で質問し答えを得られる「開発コミュニティ」の用意もあり、さまざまな形でサポートしてもらえます。

管理画面の使いやすさ

makeshopの管理画面は直感的に操作でき、ノーコードで画面の編集も可能です。

EC-CUBEの管理画面は、「構築・デザイン」「カート・会員機能」「商品管理」「店舗管理」と4つのジャンルにわかれており、それぞれの機能がまとまっています。カテゴリやタグについては、管理画面メニューからノーコードでの編集・更新が可能です。

合計10種類のEC構築プラットフォームを比較・評価

TUNAでは、無料でダウンロードできる「徹底比較!ECサイトプラットフォームカオスマップ」という資料を用意しております。

今回比較を行ったmakeshopとEC-CUBEを含む10種類の代表的なECプラットフォームを独自調査し得た情報を掲載しております。それぞれのプラットフォームの比較や特徴の確認に活用できます。

資料に掲載している内容

資料には、調査結果で得た情報に基づき作成した10種類のECプラットフォームのカオスマップや機能比較表を掲載しています。また、各プラットフォームごとに特徴を載せたページも用意しております。

比較ページでは、以下のように機能面を3分類12項目に分け比較しています。

機能面5項目
  • 決済機能の導入しやすさ
  • OMOへの対応
  • 越境ECへの対応
  • 定期購入
  • BtoB販売
拡張性3項目
  • 機能追加のしやすさ
  • 外部システムとの連携
  • デザインの自由度
その他4項目
  • 売り上げ規模の変化への対応
  • ベンダーロックインのリスク
  • サポート品質
  • 管理画面の使いやすさ

資料を通してわかること

代表的なECプラットフォームを10種類分比較しており、それぞれのECプラットフォームごとに情報ページも設けているため、どれくらいの規模の運用に向いたプラットフォームか、どのような機能が搭載されているかがわかります。ECプラットフォームの情報収集や選定時の判断材料として活用できる資料です。

ECサイト構築を行う際、費用を重視する場合が多いかと思いますが、機能面も対応できるか合わせて確認するようにしましょう。もちろん費用を抑えることは重要です。ただ、費用面だけで選んでしまうと希望していた機能の搭載がかなわないというケースの発生が考えられます。

そういった事態を避けるためにも、まずは要件定義を行い必要な機能を洗い出しましょう。あわせて、目指す事業規模決めておけばECプラットフォームの選定がスムーズに進められます。

今回比較した、makeshopであれば、多数ある機能を活用しながら中規模以上のEC運用を目指す場合に向いています。EC-CUBEの場合は、程よく自由なECサイト構築を行い大規模ECを目指す場合におすすめです。

資料には全部で10種類のECプラットフォームの比較と特徴が確認できるので、考えていなかった新たな候補となるECプラットフォームがみつかる可能性もあります。

ぜひ、無料でダウンロードできる「徹底比較!ECサイトプラットフォームカオスマップ」をECプラットフォーム選定に活用ください!

makeshopとEC-CUBEの比較まとめ

今回は、makeshopとEC-CUBEの2つのECプラットフォームを比較してきました。

makeshopは、集客や販促、BtoB販売などなど651の機能が備わっており、売上規模の変化にも対応がきくカスタマイズ性の高さに定評があります。また、ECサイト構築から運営までサポートが受けられる体制も整えられています。小規模ECからスタートし、売上規模に合わせて機能追加を行いつつ中規模以上のEC展開を目指す事業者に向いています。

EC-CUBEは、国産のオープンソース型ECプラットフォームです。コーディングを行っての比較的自由なカスタマイズができます。国産ということもあり、代金引換や配送日時指定などの日本の商習慣に合った対応が可能です。無料で利用できるダウンロード版もありますが、ECサイトの構築や運用を本格的に行う場合は、まとまった費用が必要になります。ほどよく自由にECサイトを構築し、大規模ECサイトの運営を目指したい方におすすめです。

弊社が作成した無料の資料「徹底比較!ECサイトプラットフォームカオスマップ」には、10種類のECプラットフォームの比較や特徴の掲載があり、プラットフォーム選びに活用できます。

もしECサイト構築について相談したいことがありましたら、ぜひ一度TUNAまでお気軽にお問い合わせください!

【2023年】ECプラットフォーム10社を徹底比較!ECカオスマップ資料

ECサイトの構築にはECプラットフォームが欠かせません。こちらの資料では合計10社のプラットフォームの導入費用や機能について簡単に比較できるようにまとめました。

これからECサイトの構築やリプレイスを検討されているご担当者様は、こちらのボタンからECカオスマップ資料をダウンロードいただき、ぜひ比較検討にお役立てください!

\主要ECプラットフォームを一括比較!/

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