カラーミーショップとmakeshopどっちがいい?機能や費用を比較

カラーミーショップとmakeshopを比較すると、カラーミーショップは、初期費用・月額料金ともに無料のプランがあり、低コストでのEC立ち上げを実現できます。事業規模に合わせて選べる料金プラン展開もあり、セミナーや勉強会の開催、電話による問い合わせ窓口の設置など、サポート面も充実しています。ECサイトの立ち上げ費用を抑えつつ、中規模以上の事業規模を目指す事業者におすすめです。

makeshopは販促や集客、BtoB販売など用意されている機能やオプションが651種類あり、売上規模に応じてのさまざまな機能追加を可能にしています。また、ECサイトの開設から運用まで充実したサポートを受けることも可能です。ただ、用意されている料金プランはいずれも初期費用がかかります。小規模ECからスタートし、さまざまな機能を追加しながら中規模以上のEC事業展開を狙う事業者に向いています。

EC事業を立ち上げる場合は、必ず最初に要件定義をおこなって必要な機能をまとめてください。合わせて目指す事業規模の目安を定めておけば、ECプラットフォームの候補を絞りやすくなります。

EC事業の立ち上げやプラットフォーム選定などで何か相談したいことがありましたら、ぜひTUNAまでお問い合わせください。

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この記事でわかること

調査サマリー(カラーミーショップとmakeshopの比較結果)

カラーミーショップ、makeshopともに小規模ECスタートから中規模EC運用を目指す場合に適しています。

初期費用や月額料金を抑えたい場合はカラーミーショップ、さまざまな機能を活用したい場合はmakeshopがおすすめです。

低コストでスタートし中規模EC運用を目指すならカラーミーショップ

カラーミーショップには、初期費用・月額料金ともに無料のプランがあり、低コストでEC事業をスタートできます。問い合わせ対応はメールだけでなく電話窓口の設置もあり、セミナーや勉強会の開催や資料、Youtubeでのノウハウ動画の提供など、さまざまなサポートを提供しています。

料金プランも事業規模の変化に対応できるよう複数用意されているため、多彩なサポートを享受しつつ、中規模ECを目指す場合に向いています。

機能追加を行いつつ中規模以上のECサイト運用を目指すならmakeshop

makeshopには651種類の機能が用意されており、集客や販促、BtoB販売など必要に応じてさまざまな機能を追加できます。電話での問い合わせ窓口の設置もあり、サポート品質も高いです。導入されたECサイトの実績は11,000店舗以上で、満足度も98%と高い評価を獲得しています。ただ、プランは2つだけと少なく、初期費用と月額料金がかかります。

事業規模の成長に合わせて機能を追加しつつ、中規模以上のECサイト運用を狙うならmakeshopはおすすめです。

カラーミーショップとmakeshopの機能面3分類12項目と費用を比較

それでは、ここからはカラーミーショップとmakeshopの費用や機能を比較します。機能については3分類12項目に細分化しての比較です。

カラーミーショップmakeshop




プラン名フリーレギュラーラージプレミアムプレミアムプランmakeshopエンタープライズ
初期費用無料11,000円110,000円
月額費用無料4,950円9,595円39,600円12,100円60,500円
決済手数料6.6%+30円4%4%3.14%3.19%+月額1.100円3.14%

決済機能の導入しやすさ
OMOへの対応
越境ECへの対応
定期購入
BtoB販売


機能追加のしやすさ
外部システムとの連携
デザインの自由度


売り上げ規模の変化への対応
ベンダーロックインのリスク
サポート品質
管理画面の使いやすさ

初期費用・月額費用、決済手数料で比較

カラーミーショップmakeshop
プラン名フリーレギュラーラージプレミアムプレミアムプランmakeshopエンタープライズ
初期費用無料11,000円110,000円
月額費用無料4,950円9,595円39,600円12,100円60,500円
決済手数料6.6%+30円4%4%3.14%3.19%+月額1.100円3.14%

カラーミーショップには、初期費用・月額料金ともに無料の「フリー」プランが用意されています。他に基本の3プランとさらに上位のプラチナプランが用意されており、売上規模に合わせたプランの選択が可能です。

カラーミーショップ、makeshopともにオンライン決済を導入する場合は別途決済サービスを契約する必要があります。今回カラーミーショップは「カラーミーペイメント」、makeshopは「makeshopペイメント」を導入したと想定して比較しています。

makeshopは「プレミアムプラン」と「makeshopエンタープライズ」の2つのプラン展開で、どちらも初期費用がかかります。機能面では売上規模の変化に対応しやすい環境が整っていますが、料金面はそこまで柔軟ではありません。

機能面の5項目で比較

続いてカラーミーショップとmakeshopの機能面5項目を比較します。

機能カラーミーショップmakeshop
決済機能の導入しやすさ
OMOへの対応
越境ECへの対応
定期購入
BtoB販売

決済機能の導入しやすさ

決済の種類カラーミーショップ
(カラーミーペイメント導入時)
(レギュラー以上)
makeshop
(makeshopペイメント導入時)
クレジットカード決済
銀行振込
コンビニ決済
代金引換
後払い
PayPal
携帯キャリア決済
Amazon Pay◯月額2,200円
楽天ペイ◯月額2,200円
LINE Pay◯月額2,200円
PayPay◯月額2,200円

カラーミーショップ、makeshopともにオンライン決済を導入するには別途決済サービスとの契約が必要になります。上記比較表では、カラーミーショップは料金プランがレギュラー以上かつ「カラーミーペイメント」を導入、makeshopは「makeshopペイメント」を導入したと想定して作成しております。

makeshopで最も利用されている決済サービスは「makeshopペイメント」です。月額料金1,100円がかかります。

カラーミーペイメントはカラーミーショップで一番多く利用されている決済サービスです。Amazon Payや楽天ペイ、LINE Pay、PayPayを導入する場合はそれぞれ月額2,200円の月額料金が設定されています。フリープランでカラーミーペイメントと契約した場合に利用できる決済方法は下記の5つです。

カラーミーショップ:フリープランでカラーミーペイメントを導入した場合の決済方法5つ
  • クレジットカード
  • 後払い(GMO後払い)
  • 銀行振込(バーチャル口座)
  • コンビニ払い(セブンイレブンは法人のみ)
  • AmazonPay(法人のみ)

OMOへの対応

OMOとは「Online Merges with Offline」の略語で、「オンラインとオフラインの融合」を意味します。実店舗やオンラインショップなど、販売チャネルの違いを意識させず、シームレスな販売やサービスを提供し、顧客体験の向上を目指すマーケティング方法です。

カラーミーショップは、ネクストエンジンなど外部システムとの連携はある程度可能です。ただ、OMOと呼ぶには程遠い印象です。

makeshopには、オムニチャネル運営に対応した「makeshop for オムニチャネル」というサービスが用意されています。POS連携やクーポン機能などが活用可能です。ただ、OMOへの対応についての言及はみつかりませんでした。

越境ECへの対応

カラーミーショップでは、越境ECに対応するためのアプリが2つあります。

  • World Shipping BIZ for カラーミーショップ
  • Buyee Connect for カラーミーショップ

World Shipping BIZ、Buyee Connectいずれも多言語での表示が可能です。海外決済や商品発送に対応でき、カスタマーサポートの用意もあります。World Shipping BIZの方が対象エリアが多く、228の国と地域で越境ECを展開できます。

makeshopで越境ECを行う場合、「World Shipping BIZ」との連携が必要になります。管理画面から、利用申し込みを行うと、初期費用・月額料金ともに無料で連携可能です。ただ、ECサイト本体の翻訳は不可となっており、翻訳されるページはWorld Shipping BIZが関わるカート画面のみとなります。

定期購入

カラーミーショップには、無料で利用可能な「定期購入機能」というサービスの用意があります。販売サイクルは1週間/2週間/1ヶ月/45日/2ヶ月/3ヶ月、継続回数は3回/6回/12回/無制限から設定が可能です。

makeshopには、「定期購入オプション」があり導入すれば定期購入を提供できます。ユーザー側で購入サイクルを設定できたり、お届けの回数に合わせて価格を変えたりといった機能が搭載されています。料金は選ぶ決済サービスによって変わります。大規模ショップ向けの「GMOペイメントゲートウェイサービス」と、一般ショップに向けた「GMOイプシロン」のいずれかから選べます。

BtoB販売

カラーミーショップでBtoB販売を行うには、「卸販売」というアプリを用いる必要があります。インストールすれば、一般顧客に向けた販売とBtoB販売を並行して行えます。

ただ、この卸販売は配送業者は1社と限られているので、商品や地域で配送会社を変えるような運用はできません。また、会員機能との連携も不可となっており、卸販売を通じての取引はカラーミーショップ側の履歴には残らない仕様となっています。

makeshopには、ログインの制限を行う機能や、取引先に合わせて送料や手数料を設定できる機能など、BtoB販売に役立つ機能が多く用意されています。さらに本格的なBtoB販売を行う場合は有料ですが、さまざまな機能がパッケージングされた「BtoBオプション」を活用する方法もあります。

拡張性の3項目で比較

次に、カラーミーショップとmakeshopで拡張性の3項目を比べていきます。

拡張性カラーミーショップmakeshop
機能追加のしやすさ
外部システムとの連携
デザインの自由度

機能追加のしやすさ

カラーミーショップには、機能拡張アプリが60種類以上リリースされています。越境ECや受注・配送業務関連、SNSやメディアを利用しての販促、サイトの分析機能などさまざまな機能を追加できます。約46,000店舗あるカラーミーショップのECサイトで利用されています。

makeshopには、651種類の機能の提供があり、必要に応じてさまざまな機能を追加してのECサイト運用が可能です。中には有料で提供されている機能もありますが、無料で追加できる機能も多くあります。

外部システムとの連携

カラーミーショップで外部システムと連携するには、「ECコネクター」というアプリを用いて行います。導入すれば、ネクストエンジンなど標準では連携していないシステムと連携ができ、複雑なデータの連携も可能になります。

makeshopは「業界随一のサービス連携」を謳っており、販促や決済、店舗管理などいろいろな外部システムとの連携が可能です。

デザインの自由度

カラーミーショップでデザインを変更する場合、背景や文字色・サイズは「項目編集」から簡単に変更できます。オリジナリティのあるデザインカスタマイズを行う場合は、HTMLやCSSなどのコード編集を行えば実現可能です。

makeshopには、100種類以上のおしゃれなテンプレートが用意されています。レイアウトやリンク、文字のサイズなどはノーコードで編集できます。カラーミーショップと同じようにHTMLやCSSを用いてのコード編集が可能で、レスポンシブデザインにも対応できます。ただしPHPの活用は不可となっています。

その他4項目で比較

最後にカラーミーショップとmakeshopで、その他4項目を比較します。

カラーミーショップmakeshop
売り上げ規模の変化への対応
ベンダーロックインのリスク
サポート品質
管理画面の使いやすさ

売り上げ規模の変化への対応

カラーミーショップには、フリープランと基本のプランが3つ、さらに上位のプラチナプランがあり、売上規模に合わせたプランの選択や変更が可能です。

ただ、商品登録数には注意が必要です。カラーミーショップでは商品登録の数は無制限となっていますが、各プランによってディスク容量の上限が設定されています。このディスク容量は、ショップにアップロードできる画像ファイルやメールなどのデータ容量を指し、商品登録のデータも含まれます。いっぱいになると、データの削除を行うか、ディスク容量を増やすオプションに申し込む、もしくは上位プランに変更してディスク容量の上限を増やすなどの対応を行わなければなりません。

makeshopは、651種類の機能が提供されており、規模に合わせて必要な機能を追加しながらの運用が可能です。オムニチャネルやBtoB販売機能などもあるため、ECの展望に合わせて機能を実装していくことができます。ただ、プランは2つだけの展開で、初期費用がかかるため、立ち上げ時の費用がネックになる可能性があります。

ベンダーロックインのリスク

カラーミーショップは、わかりやすいシンプルな設計や機能搭載となっているためECプラットフォームの移行は行いやすいと言えます。makeshopもリプレイスに対応しており、いずれのプラットフォームもベンダーロックインのリスクは低いです。

サポート品質

カラーミーショップはセミナーや勉強会、ECサイト運用のノウハウが詰まった資料やYoutube動画が提供されています。問い合わせ窓口もメールと電話に対応しており、充実したサポートを受けられます。

makeshopは、さまざまな機能を活用するための方法を紹介するページやオンラインマニュアルの準備があります。問い合わせ対応についてもメール、電話の窓口が設置されており、カスタマーサポートが充実しています。

管理画面の使いやすさ

カラーミーショップの管理画面には、ひと通り必要な基本機能がそろっており、シンプルで使いやすいデザインです。

カラーミーショップでは、2022年12月5日より、外部で行われていた作業の集約やページ遷移の省略などのコスト軽減を目指した管理画面のリニューアルが行われています。段階的に行われており、完了すればこれまで割いていたリソースを別の業務にあてられるようになります。

makeshopの管理画面は直感的に操作できます。また、ノーコードで画面の編集も可能です。

合計10種類のEC構築プラットフォームを比較・評価

TUNAでは「徹底比較!ECサイトプラットフォームカオスマップ」という無料でダウンロードでき、ECサイト選びに活用できる資料を用意しております。

今回比較したカラーミーショップやmakeshopを含む全10種類のECプラットフォームを独自で調査し情報をまとめた資料です。

資料に掲載している内容

資料には、調査結果を比較し作成したカオスマップや機能比較表を掲載しています。それだけでなく、各ECプラットフォームの特徴を紹介するページも設けており、長所・短所などを考慮してのプラットフォーム選びの手助けができるように作成しております。

比較ページでは、以下の通りに機能を3分類12項目に細かく分けた比較を行なっています。

機能面5項目
  • 決済機能の導入しやすさ
  • OMOへの対応
  • 越境ECへの対応
  • 定期購入
  • BtoB販売
拡張性3項目
  • 機能追加のしやすさ
  • 外部システムとの連携
  • デザインの自由度
その他4項目
  • 売り上げ規模の変化への対応
  • ベンダーロックインのリスク
  • サポート品質
  • 管理画面の使いやすさ

資料に目を通すとわかること

10種類のECプラットフォームを一度に比較することで、各プラットフォームがどれくらいの規模の運用に向いているか、どのような機能の搭載があるかがわかります。各プラットフォームの特徴などの情報を掲載したページも設けており、ECプラットフォーム選びの判断材料として活用していただけます。

ECサイトの構築を行う際、目が行きがちなのが費用です。もちろん費用を抑えることは重要なのですが、ECプラットフォームの特徴を考慮せず、費用だけで選んだ場合、必要な機能が利用できず思い描いたECサイト運用ができないといった事態の発生も考えられます。

あらかじめ、要件定義を行い、必要な機能を絞っておけばこういった事態を防げます。あわせて、どれくらいの規模のECサイトを目指すか決めておけば、ECプラットフォーム選びがスムーズに進みます。

今回比較したカラーミーショップであれば、充実したサポートを活用し中規模くらいのECサイト運用を目指す場合に向いています。makeshopであれば、651種類用意された機能を売上規模に合わせて追加しながら中規模以上のECサイト運用を狙う場合におすすめです。

資料には全部で10種類のECプラットフォームの比較・特徴の掲載があるので、新たな候補のECプラットフォームがみつかる可能性もあります。

ぜひ、無料でダウンロードできる「徹底比較!ECサイトプラットフォームカオスマップ」をECプラットフォームの情報収集に活用してください!

カラーミーショップとmakeshopの比較まとめ

今回は、カラーミーショップとmakeshopの2つのECプラットフォームを比較してきました。

カラーミーショップは、初期費用・月額料金ともに無料のプランがあり、低コストでのEC立ち上げを実現できます。事業規模に合わせて選べる料金プラン展開もあり、セミナーや勉強会の開催、電話による問い合わせ窓口の設置など、サポート面も充実しています。ECサイトの立ち上げ費用を抑えつつ、中規模以上の事業規模を目指す事業者におすすめです。

makeshopは販促や集客、BtoB販売など用意されている機能やオプションが651種類あり、売上規模に応じてのさまざまな機能追加を可能にしています。また、ECサイトの開設から運用まで充実したサポートを受けることも可能です。ただ、用意されている料金プランはいずれも初期費用がかかります。小規模ECからスタートし、さまざまな機能を追加しながら中規模以上のEC事業展開を狙う事業者に向いています。

弊社が用意した「徹底比較!ECサイトプラットフォームカオスマップ」には、10種類のECプラットフォームの比較や特徴などプラットフォーム選びに役立つ情報を掲載しており、無料でダウンロード可能です。

もし、ECプラットフォーム選定やECサイト構築で相談をしたい場合は、ぜひ私共TUNAまでお問い合わせください!

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