Shopifyとmakeshopで選ぶなら?機能や費用を比較

makeshopは小規模ECからのスタートに最適です。また、会員制・BtoB向けECサイトの機能も提供されており、売上規模の変化にも幅広く対応できるため、国内販売を中心に中規模以上を狙っていく事業者に向いています。

Shopifyは多言語・多通貨対応、導入できる決済方法の豊富さなどがあり、越境ECに強みを発揮します。また、8,000種類以上ある機能拡張アプリによる、拡張性の高さも魅力のひとつで、年商5,000万円から10億円くらいの売上規模を目指す事業者におすすめです。

ECプラットフォームの選定を行う場合、事前に必ず要件定義を行いましょう。比較する際に費用だけでなく、必要な機能についても見ていけるため、スムーズに比較を進めることができます。

もし、要件定義やアプリの選定など、ECサイト構築で何かお悩みが出てきた場合は、ぜひTUNAまでお気軽にお問い合わせください。

【2023年】ECプラットフォーム10社を徹底比較!ECカオスマップ資料

ECサイトの構築にはECプラットフォームが欠かせません。こちらの資料では合計10社のプラットフォームの導入費用や機能について簡単に比較できるようにまとめました。

これからECサイトの構築やリプレイスを検討されているご担当者様は、こちらのボタンからECカオスマップ資料をダウンロードいただき、ぜひ比較検討にお役立てください!

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この記事でわかること

調査サマリー(Shopifyとmakeshopの比較結果)

makeshopは、用意されている機能数が充実しています。ECサイト運用に関する機能や、BtoBの機能のパッケージを提供しており、カスタマイズの自由度も高いです。売上規模の変化にも対応ができるため、小規模ECからスタートし、中規模以上の売り上げを狙う場合におすすめです。

Shopifyは、拡張アプリの豊富さもあり、さまざまな機能追加やカスタマイズ性の高さが魅力です。また、越境ECに挑戦しやすい環境が整っており、プランも小規模ECからエンタープライズまで対応できるように複数種類用意されています。特に中規模以上の事業者や将来の事業成長を見据えている場合におすすめです。

小規模ECからスタートさせたいならmakeshop

makeshopは小規模ECからスタートしたい事業者におすすめです。

651種類の機能数を誇り、日本語でのサポートも充実しているため、初心者でも安心してECサイトを立ち上げられます。事業が拡大してきた場合も、幅広く対応ができるため、中規模以上の成長を見据えることができます。

ただ、プランの用意は2つだけとなっており、最初はやや割高に感じる可能性があります。

中規模以上の事業者や将来の事業成長を見据えているならShopify

Shopifyは、中規模以上の事業者や将来の事業成長を見据えている場合におすすめです。

低コストでのECサイト立ち上げから、エンタープライズまで対応できるプランの用意があり、事業成長にあわせて簡単にプラン変更を行えます。

多言語・多通貨・決済方法も数多く取り揃えており、越境ECの運用にも定評があります。また、8,000種類以上ある機能拡張アプリにより、幅広く機能追加やカスタマイズを行うことが可能です。

Shopifyとmakeshopの機能面3分類12項目と費用を比較

それでは、Shopifyとmakeshopのプラン料金などの費用面と、機能面3分類12項目を比較していきます。

スクロールできます
makeshopShopify




プラン名プレミアムプランmakeshopエンタープライズベーシックスタンダードプレミアムShopify Plus
初期費用11,000円110,000円無料
月額費用12,100円60,500円33ドル92ドル399ドル2000ドル〜
クレジットカード決済手数料3.19%〜+月額1.100円
(makeshopペイメント導入時)
3.14%3.4%3.3%3.25%3.15%

決済機能の導入しやすさ
OMOへの対応
越境ECへの対応
定期購入
BtoB販売


機能追加のしやすさ
外部システムとの連携
デザインの自由度


売上規模の変化への対応
ヘンダーロックインのリスク
サポート品質
管理画面の使いやすさ

初期費用・月額費用、決済手数料で比較

スクロールできます
makeshopShopify
プラン名プレミアムプランmakeshopエンタープライズベーシックスタンダードプレミアムShopify Plus
初期費用11,000円110,000円無料
月額費用12,100円60,500円33ドル92ドル399ドル2000ドル〜
クレジットカード決済手数料3.19%〜+月額1.100円
(makeshopペイメント導入時)
3.14%3.4%3.3%3.25%3.15%

makeshopは初期費用がかかります。また「プレミアムプラン」で「makeshopペイメント」と呼ばれるカード決済サービスを用いてのクレジットカード決済を利用する場合は、月額費用1,100円が手数料とは別にかかるシステムとなっており、その分決済手数料は割安になります。また、プランの用意が「プレミアムプラン」と「makeshopエンタープライズ」の2種類となっており、事業規模に合わせてのプラン移行はそこまで柔軟ではありません。

Shopifyは初期費用は全プラン無料です。事業規模に合わせて移行できるプランが4つ用意されています。ECサイト開設ができるプランが、基本の「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3プランとエンタープライズ向けの「Shopify Plus」の4つです。プラン変更も比較的簡単にでき、事業規模に合わせて上位プランに移行しながらの運用が可能です。上位プランほど決済手数料は安くなります。

機能面の5項目で比較

続いて、Shopifyとmakeshopの機能面の5項目を比較します。

機能makeshopShopify
決済機能の導入しやすさ
OMOへの対応
越境ECへの対応
定期購入
BtoB販売

決済機能の導入しやすさ

決済の種類makeshop
(makeshopペイメント導入時)
Shopify
クレジットカード決済
銀行振込
コンビニ決済
代金引換
後払い
PayPal
Amazon Pay
携帯キャリア決済
楽天ペイ
LINE Pay
Pay Pay
Apple Pay
Google Pay
Shop Pay
KOMOJU
Smart Pay

Shopifyとmakeshopともにクレジットカードや銀行振込、電子決済などさまざまな決済方法に対応しています。

ただ、Shopifyの方が多くの決済方法に対応しており、ユーザーの決済方法に関する細かいニーズに対応が可能です。海外の決済方法を含めると、Shopifyで対応できる決済方法は100種類を超えています。

OMOへの対応

makeshopには、オムニチャネルを実現できる「makeshop for オムニチャネル」というサービスがあります。クーポン機能やPOS連携などさまざまな機能が用意されています。一方で、OMOについてははっきりとした言及はありませんでした。

Shopifyには、実店舗との連携で活用できる「Shopify POS」や、さまざまな販売チャネルの管理機能があります。OMOに特化したアプリも多数あるため、顧客情報を一元化し、アプリを用いればすぐにOMO運用を実現できます。

越境ECへの対応

makeshopで越境ECを行う場合、「World Shopping BIZ」との連携が必要になります。makeshopの管理画面から申し込めば初期・月額費用ともに無料で利用できます。ただ、ECサイト自体の翻訳機能はないため、翻訳されるのはWorld Shopping BIZが関わるカート画面のみです。

Shopifyは多くの言語・通貨・決済方法に対応ができ、越境ECに強いECプラットフォームとして定評があります。海外販売に特化したアプリも多数存在しており、越境ECにおけるさまざまなタスクの効率化が図れます。

定期購入

makeshopには、「定期購入オプション」というサービスがあり、導入すれば定期購入を実装できます。購入者がサイクル指定できる機能や、お届け回数に応じて価格を変える機能が搭載されています。料金は、大規模ショップ向けの「GMOペイメントゲートウェイ」と一般ショップ向けの「GMOイプシロン」のどちらを利用するかで変わります。

Shopifyは、定期購入に特化した拡張アプリを活用しての実装が一般的です。国内外さまざまな企業が開発しているため、かなりの数の定期購入アプリがあります。

また、Shopifyでは最近、急速に定期購入のアップデートが行われており、Shopify Subscriptionという定期購入機能が公式にリリースされました。ただ、早期アクセス版ということで、利用できる企業はごく一部となっています。

BtoB販売

makeshopでは、ログイン制限や、取引先ごとに送料・手数料を設定できる機能など、BtoB販売を行うための機能が多くあります。また、本格的なBtoB販売を行うための「BtoBオプション」も用意されており、BtoBに必要な機能が1つにパッケージングされています。

ShopifyでBtoB販売を行う場合は、以下の3つの方法があります。

  • パスワードで保護されたBtoB販売用の新規ストアを開設する
  • 拡張アプリを用いて、既存のストアにBtoB販売の設定を行う
  • Shopify Plusプランの卸売チャネル機能を活用し、新たにBtoB販売ストアを追加する

規模の大きいBtoB販売を行う場合は、Shopify Plusプランにアップグレードし、卸売チャネルを追加する方法をおすすめします。

拡張性の3項目で比較

次に、Shopifyとmakeshopで拡張性の3項目を比較します。

拡張性makeshopShopify
機能追加のしやすさ
外部システムとの連携
デザインの自由度

機能追加のしやすさ

makeshopは、651種類の機能が用意されており、幅広いカスタマイズを行えます。BtoB販売や定期購入機能など一部有料のオプションはありますが、追加費用をかけずに導入できる機能も数多くあります。

Shopifyには、8,000種類を超える膨大な量の機能拡張アプリがあります。標準搭載されていない機能も、これらのアプリを用いれば、簡単に実装が可能です。量が多いため、探し出す大変さはありますが、その分だけ自社に合ったアプリに出会える可能性も高くなります。もし、なかなか希望する機能を搭載したアプリが見つからない場合は、Shopifyに精通したパートナー企業への相談をおすすめします。

外部システムとの連携

makeshopは、「業界随一のサービス連携」と謳う通り、店舗管理や販促、決済などさまざまな外部システムとの連携が可能です。

ShopifyはAPIを活用すれば外部連携ができます。API連携に特化した機能拡張アプリも多くあります。

ちなみにもし、自社の基幹システムと連携したい場合は細心の注意を払うようにしましょう。基幹システムとの連携は難易度が高く、高度な専門知識が必要になります。経験豊富な制作会社に相談することをおすすめします。

デザインの自由度

makeshopには、100種類を超えるおしゃれなテンプレートの用意があり、レイアウトやリンク、文字サイズなどは編集が可能です。また、HTML、CSSの編集も可能でレスポンシブデザインにも対応できます。ただ、PHPの使用はできません。

Shopifyにも100種類以上のテンプレートがあり、レイアウトやカラー、文字色、フォントなどは簡単に編集できます。ただ、オリジナリティのある凝ったデザインをしたい場合は、Shopifyのテンプレート言語「Liquid」を理解する必要があります。

その他4項目で比較

最後にShopifyとmakeshopで、その他4項目を比較します。

makeshopShopify
売上規模の変化への対応
ヘンダーロックインのリスク
サポート品質
管理画面の使いやすさ

売り上げ規模の変化への対応

makeshopは、先述の通り651種類の機能が用意されており、売上規模の変化に応じてさまざまな機能の導入が可能です。BtoB販売やオムニチャネルなど、さらなる売上拡大を目指す機能も用意されています。ただ、プランについては2つのみとなっており、柔軟な変更はできません。

Shopifyは、ECサイト運営ができるプランが4つあります。ベーシックプランでECサイトを立ち上げ、事業拡大に合わせて上位プランへ変更可能です。また、機能拡張アプリが8,000種類以上あるため、必要になった機能を臨機応変に追加できます。現在の売上規模と将来の事業拡大を考えたECサイト運用が可能です。

ベンダーロックインのリスク

makeshopは、リプレイスにも対応できるため、ベンダーロックインのリスクは低いです。

Shopifyは、機能追加や補修はアプリを用いて行うことが多く、さまざまな企業が開発したアプリを導入することになります。特定企業に依存するような状況はあまり発生しません。makeshopと同じく、ベンダーロックインのリスクは低いです。

サポート品質

makeshopは、電話での窓口、活用方法解説ページやオンラインマニュアル、よくある質問ページなどがしっかり用意されています。カスタマーサポートの充実もありサポート品質は高いです。

一方Shopifyは、カナダ発のECプラットフォームということもあり、英語力を必要とする場合があります。

日本語のサポートチームの用意があり、メッセージやチャットでの対応が可能となっています。ただ、チャットは16:30までとやや時間が短く、メールも返答が遅いことがあります。急を要する場合は、Shopify本体の英語チャットサポートに問い合わせしないといけないケースの発生が考えられます。

他に、日本語のヘルプページの用意もあります。ただ、少しわかりにくい日本語表現があり、問題解決できないことも少なくありません。ヘルプページで解決ができない場合は、先述したメッセージやチャットの問い合わせの他に、Shopifyコミュニティで質問を行い、参加者から回答を得る方法があります。

管理画面の使いやすさ

makeshopの管理画面は、直感的に操作ができ、ノーコードでの編集も可能です。

Shopifyの管理画面もシンプルで直感的な操作が可能です。ストアの基本設定から販売チャネルの管理など項目ごとにまとまっており、どこでどの機能の設定ができるかがわかりやすくなっています。

合計10種類のEC構築プラットフォームを比較・評価

TUNAでは、今回比較したShopifyとmakeshopだけでなく、他のECプラットフォームをまとめて比較できる「徹底比較!ECサイトプラットフォームカオスマップ」という資料を用意しており、無料でダウンロードできます。

ECサイト運営をこれから始める方のプラットフォーム選びの手助けになるよう、代表的な10種類のECプラットフォームを調査し、比較いたしました。それぞれの長所・短所などもわかるようになっております。

資料に掲載している内容

資料には、10種類のECプラットフォームを比較したカオスマップや機能比較表、各プラットフォームの特徴をまとめてあります。どのプラットフォームを選ぶべきか迷っている、一括でまとめて比較したいという方にぴったりの内容です。

比較ページでは機能面を3分類12項目に細かく分けた上で比べています。

機能面5項目
  • 決済機能の導入しやすさ
  • OMOへの対応
  • 越境ECへの対応
  • 定期購入
  • BtoB販売
拡張性3項目
  • 機能追加のしやすさ
  • 外部システムとの連携
  • デザインの自由度
その他4項目
  • 売り上げ規模の変化への対応
  • ベンダーロックインのリスク
  • サポート品質
  • 管理画面の使いやすさ

資料を読んでわかること

代表的なECプラットフォームを10種類まとめて比較しているため、どれが自社に適したプラットフォームかの判断を行いやすくなります。長所や短所などの特徴を把握しての選択ができます。

ECサイト立ち上げ時は、費用を少しでも安く抑えたいと考えがちかと思います。もちろん、ECサイト運用を行う上で費用は大事ですが、それだけで決めてしまうと後々後悔してしまう可能性や移行が必要になり、余計な費用の発生が考えられます。

そのような事態を避けるため、プラットフォーム選定前に必ず要件定義を行いましょう。必要な機能、目指す売上規模の目安を決めておけば、機能面と費用の両方を考えた上での選択ができます。

今回比較したmakeshopであれば、国内販売に重きを置き、中規模以上のECを目指す場合に向いています。Shopifyの場合は越境ECへの挑戦を含め年商規模5,000万円を超えたい場合に選択するといいでしょう。

他の8種類のプラットフォームも一括で比較でき、プラットフォーム選びに非常に役に立つ資料です。

ぜひ「徹底比較!ECサイトプラットフォームカオスマップ」をECプラットフォーム選びに役立ててください!

Shopifyとmakeshopの比較まとめ

この記事ではShopifyとmakeshopの2つのECプラットフォームを比較しました。

makeshopは小規模ECからのスタートに最適です。また、会員制・BtoB向けECサイトの機能も提供されており、売上規模の変化にも幅広く対応できるため、国内販売を中心に中規模以上を狙っていく事業者に向いています。

Shopifyは多言語・多通貨対応、導入できる決済方法の豊富さなどがあり、越境ECに強みを発揮します。また、8,000種類以上ある機能拡張アプリによる、拡張性の高さも魅力のひとつで、年商5,000万円から10億円くらいの売上規模を目指す事業者におすすめです。

「徹底比較!ECサイトプラットフォームカオスマップ」は無料ダウンロード可能なので、ぜひプラットフォーム選定に活用してください!今回の比較した2つのプラットフォームだけでなく、全部で10種類のECプラットフォームを一括で比較しております。

ShopifyでのECサイト構築をお考えであり、TUNAに興味をお持ちいただけましたら、ぜひ営業担当までお問い合わせください!

【2023年】ECプラットフォーム10社を徹底比較!ECカオスマップ資料

ECサイトの構築にはECプラットフォームが欠かせません。こちらの資料では合計10社のプラットフォームの導入費用や機能について簡単に比較できるようにまとめました。

これからECサイトの構築やリプレイスを検討されているご担当者様は、こちらのボタンからECカオスマップ資料をダウンロードいただき、ぜひ比較検討にお役立てください!

\主要ECプラットフォームを一括比較!/

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