Shopifyは何がすごい?本当の導入メリット・デメリットを解説

Shopifyのメリットは、以下にまとめる5つがあります。

Shopifyの導入メリット
  • 顧客情報を蓄積することができる
  • 機能自由度がトップレベルに高い
  • 低コストに運用できる(手数料・機能開発・保守)
  • 越境EC(海外展開)を視野に入れた運用が可能
  • ミニマムスタートが可能で、スケールアップも容易

総じて、ECブランドの事業拡大を見越した、スケーラブルなECプラットフォームとして近年注目されています。

一方でShopifyには、その機能の自由度が原因で特有に持つ3つのデメリットもあります。

Shopifyのデメリット
  • 運用自由度が低い
  • 出来ることが多いため、取捨選択が難しい
  • 最新情報や詳細情報は英語が多い

この記事では複数のECブランドを手掛けながらも、Shopifyを利用したECサイトの制作支援事業を提供している弊社が、Shopifyを選ぶべき理由をメリット・デメリット交えながらご紹介します。

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この記事でわかること

Shopifyの本質的なメリットはヘッドレスコマースという点にある

Shopifyのメリットを一言で説明すると「ヘッドレスコマースと呼ばれる技術によって成り立っている」という点にあります。

日本のECサイトは、店舗管理システムなどECサイトとは直接関係のない基幹システムが先にあり、そこに機能拡張する形で構成されていることが多いです。そのため、なにか技術拡張を行おうとすると基幹システムの制約を強烈に受け、プロジェクトが想定以上に大きくなってしまう問題があります。

Shopifyはそういった技術的な問題をクリアできるECプラットフォームであり、一般的に言われている「機能自由度の高さ」や「運用コストの低さ」というメリットは、ヘッドレスコマースという技術に従属して生まれているのです。

この記事では以上に述べたShopifyの特徴を前提に、どのようなメリットやデメリットがあるのかを解説します。

Shopifyの導入メリット5選

1. 顧客情報を蓄積することができる

Shopifyを導入することで、顧客情報をデータとして蓄積することができるようになります。

Amazonや楽天市場などの大規模モールには、顧客情報を蓄積させることができないというデメリットがあります。プラットフォーム上に見込み顧客が多く存在するため、アクイジジョンの面ではメリットがありますが、顧客リレーションを築くことが難しくリテンションの部分にデメリットがあるのです。

そこでShopifyを利用して自社ECサイトを構築することで、細かい顧客情報を蓄積し、さらなる事業拡大につなげることができるようになります。

2. 機能自由度がトップレベルに高い

次に、Shopifyには機能拡張の自由度が非常に高いというメリットがあります。

Shopifyはヘッドレスコマースと呼ばれる技術によって成り立つプラットフォームであるため、APIを通したアプリケーションとの連携をシームレスに行うことができます。

また、世界各国のベンダーが7,000以上のアプリケーションを提供しており、ECサイトの運営において必要になるほとんどの機能を揃えることができます。

アプリケーションを利用することで各機能をスクラッチ開発する必要もなくなるため、開発費用・開発期間の両側面を削減することができるのです。

3. 低コストに運用できる(手数料・機能開発・保守)

Shopifyは低コストで利用できるという点もメリットとしてあげることができます。

これは一般的に言われている「手数料」や「サービス利用料」の側面だけではなく、前述した機能拡張のコストや、ECサイトの運用保守コストの側面においてもメリットとなります。

一般的にECサイトは規模が大きくなるほど技術的負債が蓄積し、管理コストが膨れ上がる構造になっています。その点のデメリットをクリアできる点にShopifyの魅力があるのです。

4. 越境EC(海外展開)を視野に入れた運用が可能

また、Shopifyは越境EC(海外展開)を視野に入れた運用ができる点にもメリットがあります。

Shopifyのアプリケーションを利用すれば、各国でスタンダードになっている決済方法の機能実装はもちろん、海外発送も可能になります。

商品ページも自動で各言語に翻訳することができるため、細かい部分を気にしないのであれば、日本語ページを作るだけで海外展開ができるようになります(実際、「まずは自動翻訳機能を使ってスモールに海外展開する」という事業社様が多いです)。

5. ミニマムスタートが可能で、スケールアップも容易

最後に、Shopifyはミニマムスタートが可能で必要に応じて簡単にスケールアップすることができるメリットがあります。

もっとも費用が安価なベーシックプランでも、テンプレートやアプリケーションを活用して本格的なECサイトを制作することができます。

最初は最小構成でECサイトを構築し、詳細のデータレポートが必要になった段階でプランアップするという選択肢が取れることから、スモールビジネスからエンタープライズまで幅広く採択されています。

Shopifyの導入デメリット3選

1. 運用自由度が低い

Shopifyの運用自由度が低い点はデメリットとしてあげられます。

ゼロからブランドを立ち上げる場合であれば懸念になりませんが、すでに事業がスケールしている状況からShopifyにリプレイスを行う場合だと、既存の運用フローをShopify側に合わせる必要が生じます(Shopifyに限らず、BASEやSORES、カラーミーショップなどを選ぶ場合も同様です)。

既存の運用フローの変更が難しい場合はec beingやEC CUBEなどのオープンソース系プラットフォームが選択肢に入りますが、スクラッチ開発が前提となるため開発・運用コストが大きくなる点だけ念頭に置きましょう。

2. 出来ることが多いため、取捨選択が難しい

次に、Shopifyが出来ることが多すぎて取捨選択が難しいというデメリットがあります。

Shopifyは7,000種類を超えるアプリケーションから自由に機能拡張ができるECプラットフォームです。事業拡大のために必要な機能は、追加開発なしにほとんど揃えることができます。

一方でこれは、その中から自社に最適なアプリケーションを選び抜く必要があることを意味します。場合によってはどのアプリケーションを選ぶべきか、Shopifyに精通したパートナーをプロジェクトにアサインさせることも検討しておくと良いでしょう。

3. 最新情報や詳細情報は英語が多い

最後に、Shopifyに関する最新情報や詳細情報は英語文献が多いというデメリットがあります。

これはサポートドキュメントの点でもそうですが、アプリケーションの開発ベンダーも英語圏が多い状況ですので、注意しましょう。

最近はDeepLなどの翻訳ツールもあるため、簡単なテキストコミュニケーションに苦労することは少なくなりましたが、アプリケーションの技術的なサポートが必要になった場合だとデメリットの部分が大きくなります。

その点、Shopifyの制作会社の中には英語圏ベンダーとのコミュニケーションまで運用保守の範囲で提供している企業もありますので、制作を委託する場合は慎重に比較検討することをおすすめします。

Shopifyの導入に失敗しないためにはどうすればいい?

ここまでShopifyのメリット・デメリットについて言及しましたが、結局のところShopifyの導入に失敗しないためにはどうすればいいのでしょうか?

自社ECサイトの構築・リプレイスプロジェクトを失敗させないためのヒントをご紹介します。

ECサイトの要件定義を細部まで行う

まずはShopifyで制作するECサイトの要件定義を事前に・細部まで行うようにすることが大切です。

「有名だからShopifyを導入すればいいや」「Shopifyを導入すれば売れるって聞いたからトライしてみよう」というテンションで制作を始めると、各機能を使いこなせず、中途半端なECサイトになることが多いです。

また、Amazonや楽天市場などのECモールとは違い、集客の部分まで自社でカバーすることになるため、販売戦略の部分も制作前に立てて置くことを推奨します。

アプリケーションはよく比較し、自社にベストなものを選ぶ

Shopifyを利用した自社ECサイトに必要な機能要件を洗い出すことができたら、どのアプリケーションで実装するか比較検討する必要があります。

ECサイトを運営する上で必要なほとんどの機能はアプリケーションで実装することができますが、その品質や細かい機能についてはアプリケーションによって千差万別です。

また、ECサイトで扱う商品の種類や量によっても最適なアプリケーションは異なるため、実際にインストールした上で、よく比較する期間を設けましょう。

Shopifyに精通した制作会社をパートナーとして迎え入れる

自社でECサイトの細かい要件定義が難しいようであれば、Shopifyに精通した日本の制作会社をパートナーとして迎え入れることをおすすめします。

Shopifyには「Shopify Plus Partners」という制度があり、Shopifyの制作パートナーとして公式に認められた制作会社が日本にも複数存在しています(2023年6月現在、22社が認定)。

実は、Shopifyの制作支援事業であるTUNAを提供する弊社(株式会社リゾート)もShopify Plus Partnersに認定されています。制作実績としてCONVERSE様や、カンロ飴やピュレグミでおなじみのカンロ様などナショナルブランドの制作実績が多数ありますので、この機会にぜひ弊社のTUNA缶もご検討ください。

Shopifyのメリット・デメリットまとめ

Shopifyのメリットは、以下にまとめる5つがあります。

  1. 顧客情報を蓄積することができる
  2. 機能自由度がトップレベルに高い
  3. 低コストに運用できる(手数料・機能開発・保守)
  4. 越境EC(海外展開)を視野に入れた運用が可能
  5. ミニマムスタートが可能で、スケールアップも容易

総じて、ヘッドレスコマースであることから従属するメリットが多く、スケーラビリティの高い次世代のECプラットフォームとしてShopifyは注目されています。

一方で、以下にあげる3つのデメリットもあります。

  • 運用自由度が低い
  • 出来ることが多いため、取捨選択が難しい
  • 最新情報や詳細情報は英語が多い

比較的新しいプラットフォームであるため、運用フローをShopify側に合わせることができるかどうか、正しい情報を入手し・運用に落とし込むことができるかどうかが導入におけるボトルネックとなるでしょう。

弊社が提供するShopify制作支援サービスのTUNAであれば、御社に合わせたShopifyのベストプラクティスをパッケージとして提供することができます。

TUNAのEC缶は「誰もが “缶を開けるように” 簡単に完璧なECサイトが作れる」ことをコンセプトに提供しているShopify制作支援事業です。

制作価格やEC缶に詰めこまれたパッケージ内容については当サイトのトップページからご確認いただけますので、少しでも興味をもっていただけたなら、この機会にぜひご検討ください。

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この記事でわかること